糸満市には、琉球王府以前の三山時代に栄えた南山城跡や具志川城跡など、多くの史跡が残されています。
世の中が新暦中心に進む現代でも、「糸満ハーレー」や「糸満大綱引」などの伝統行事は、今でもかたくなに旧暦に沿って執り行われています。
日本で唯一、住民を巻き込んでの地上戦が繰り広げられた沖縄。日本軍による組織的な戦闘が終焉を迎えたのは、ここ糸満の地でした。
大里は東に与座岳、西に南山城址を望む位置にあり、『おもろさうし』「おおさとは さとからる かてしかわ みつからる」とうたわれ、長い歴史があり、豊富な水と自然に囲まれた、うるわしいシマ(集落)です。
勇壮な漁師たちの祭り「糸満ハーレー」や五穀豊穣を祈願し、感謝を捧げる「糸満大綱引」など、伝統行事が息づくまちには、潮の満ち引きのように豊かでゆったりとした時間が流れています。
摩文仁の丘に広がる平和祈念公園内の「平和の火」や「平和の礎(いしじ)」「健児の塔」などを巡り、平和の大切さを学ぶコース。丁寧なガイドさんの説明で、史実もしっかり学習できます。各都道府県の慰霊塔には事前申請で参拝も可能。
かつて沖縄戦で看護要員として動員されたひめゆり学徒の戦争体験をもとに、戦争の酷さと平和の尊さを伝えます。
糸満発祥のミーカガン(水中メガネの原型)など、糸満漁師ゆかりの道具類を集めた私設資料館。